Midjourneyで画像の雰囲気やスタイルを合わせたいなら–srefコマンドを使おう!!
Midjourneyで思い通りの画風にするのは難しい…
このように困っている方はいませんか?
特にAI画像生成を始めた手であればなおさら難しいと感じる方も少なくないでしょう。
今回はこんな悩みを解決してくれる「 –srefコマンド 」に居ついて以下のことを中心に解説していきます。
- –srefとは何か
- 基本的な使い方と応用編
- 使用時の注意点
–srefコマンドを使うことで、誰でも簡単に画像のタッチを合わせることが出来るようになります。
ぜひ参考にしてみて下さい!
Midjourney –srefコマンドの基本
–srefコマンドを使いこなす!応用の使い方
- –swで参照する元画像の影響度を調整
- 複数画像URLの指定方法
–srefコマンド使用時の注意点
Midjourneyの–srefを使ってみよう!
Midjourney –srefの基本
–srefコマンドって実際どんな機能なの?
–sref : パラメーターの一つで画像の雰囲気やスタイルを似せたいときに使うもの
例えば…
–srefコマンドを使うことで、指定した画像の色使い、構図、タッチといった要素を参考に、イメージに近い画像を生成できるようになります。
書き方はこちらです。
それでは実際の使い方について画像を作りながら見ていきましょう。
では、実際に–srefコマンドをどのように使えばいいのか、具体的な手順を画像付きで解説していきます。
手順はこちら。
- 参照したい画像のURLコピー
- プロンプトに入力する
それでは一つずつ見ていきましょう。
–srefコマンドを使うには、まず参考にしたい画像を用意する必要があります。
- 自分で画像生成する
- 著作権フリーのサイトから探す
など様々な方法で参考にしたいスタイルの画像を用意しましょう。
今回は以下の犬の画像のスタイルを元画像として作っていきます。
コピペの仕方はMidjourneyに画像をアップした状態で、画像を右クリックから「リンクをコピー」でできます!
それでは次に実際に–srefを使って画像を作っていきましょう。
それでは犬がソファーにいる様子で–srefを使ってスタイルを似せて画像を作っていきます。
比較するため同じテキストプロンプトで–srefをありとなしでどのように画像が変わるか見ていきましょう。
–srefなしでやってみると…
–srefありでやると…
どうでしょうか。–srefをなしとありでプロンプトを入れて比較してみると…
ありの方は元画像の雰囲気を参考にした画像が作り出されていることが分かると思います。
このように–srefコマンドを使うことが出来ればプロンプトだけでは表現しきれない画像のスタイルを似せることが可能です。
基本的な使い方を覚えてぜひ使ってみてください!
それでは次にもっと思い通りの画像を生成するため–sref応用の使い方について見ていきましょう。
–srefコマンドを使いこなす!応用テクニック
ここからは以下の二点を中心に応用の使い方について解説していきます。
- –swで参照する元画像の影響度を調整
- 複数画像URLの指定方法
一つずつ詳しく見ていきましょう。
–swで参照する元画像の影響度を調整
–srefコマンドで指定した画像の雰囲気を、ほんのり加えたい時や、逆にガッツリ反映させたい時など、状況に応じて参照画像の影響度を調整したい場合がありますよね?
そんな時に役立つのが –sw (Style Weight) というパラメータです。
–sw : 参照画像のスタイルをどれくらい反映させるか を細かくコントロールすることができる
–swは–srefがないと使えません!
- –swの値を小さくする → 参照画像の影響度が 弱く なる
- –swの値を大きくする → 参照画像の影響度が 強く なる
それでは実際に、–swの値を変えると生成される画像がどのように変化するのか、具体的に見ていきましょう。
今回も同じプロンプト【/imagine a dog on a sofa, detailed –sref 元画像のリンク】で行っていきます。
今回は値を0・500・1000で作ってみます。以下をタップすると画像が出てきます!
値を変化させてみましたが確かに数値が大きくなるほど元画像を参考にしていること(表情など)が分かりますね。
逆に0の場合は–srefなしの時と同じ生成結果になりました。
このように画像の参照度を変えたい際は–swを使うことをおすすめします。
それでは次は複数の画像を参照したい場合についてみていきましょう。
複数画像URLの指定方法
–srefコマンドのすごいところは、複数の画像を同時に参照できること!
複数の画像を組み合わせることで、さらにオリジナリティ溢れる、個性的な作品を生み出せるようになります。
複数の画像を参照するためのプロンプトの書き方はこちらです。
–srefで参照できる画像は現在3つまでです。
さらに、それぞれの画像の影響度合いを調整したい場合は、URLの後に ::数字 をつけることで、重み付けを行うことができます。
この場合、画像リンク➀を3割、リンク②を7割参照するという意味です。
今回参照していく画像はこの二つで、これまでと同じテキストプロンプトで行っていきます。
今回は2割、8割で作っていきます。
どうでしょうか。
複数の画像の場合、どちらの画像を強く参照するか数値を指定することで、しっかり画像に反映させることができます。
ぜひ今回紹介した応用編をいかして画像を作ってみてください。
–srefコマンド使用時の注意点
–srefコマンドは非常に便利な機能ですが、使い方によっては、思わぬトラブルに繋がってしまう可能性もあります。
それがこちら。
著作権・倫理的な問題です!!
–srefコマンドで作品を参考にできるということは、他の人が権利を持っている画像を扱うことも簡単にできるということになります。
- イラストレーターなど他の人の画像を参照にする
- 意図せず既存の作品と似た画像を参考に生成した画像を商用利用したり、公の場に発表する
特にこれらの行動は著作権侵害などに当たるため危険です。
画像生成において、どこまでが著作権になるのか商用利用できるのかについて判断が難しいと思いますが、気を付けてください!
トラブルに巻き込まれないためにも著作権については以下で詳しく解説しているためこちらを参考にしてみてください。
Midjourneyの–srefを使ってみよう!
この記事では、Midjourneyの–srefコマンドについて、基本的な使い方から応用編、注意点まで詳しく解説しました。
誰でも簡単にスタイルを一致させることが出来るのがこパラメーターです。
- –srefを使うことで画像のスタイル、雰囲気をにせることが出来る
- –sw(範囲 : 0~1000)で参照画像の影響度を調整できる!
- 複数の画像を参考にしたり、重み付けをすることで、さらに複雑でオリジナリティの高い作品を作れる!
ぜひ今回紹介した方法で、注意点を気を付けつつ画像生成を行ってみてください!
それでは最後まで読んでいただきありがとうございました。